今回、MarketHackの広瀬隆雄氏へ記事の紹介についてお礼を申し上げたいと思います。
さらに、バフェット太郎さんへ記事の内容を拝借された場合に、引用先を明記することをお願いしたいと思います。
その記事は、5月9日にアップした バイオ薬が特許切れに強い理由 その1【特許切れでも2桁増のアッヴィ(ABBV)『ヒュミラ』】 です。
目次
MarketHack 広瀬隆雄氏へのお礼
PVについて期待していなかった記事
私自身、今年2018年の1月30日に初めて記事をアップし、ゴールデンウィークが終了した5月6日時点でようやく30記事に達成したブログ初心者です。
そして5月9日にようやく31番目の記事をアップすることができました。その記事が、先ほどの バイオ薬が特許切れに強い理由 その1【特許切れでも2桁増のアッヴィ(ABBV)『ヒュミラ』】 です。
医学的な内容が含まれるために、まず一般受けするようなことはありません。しかし、他の米国株ブロガーの誰もが手を染めていない内容であり、長期的にはある程度は需要があるかもしれなと考えて作成しました。
その後の翌日5月10日のPVは、やはり予想通りの少なさでした。
突然増えたPV
しかし、次の日の5月11日午前9時ごろに、いきなり記事のPVが1000を超えたのです。その後も記事のPVが急激に増え、1日で3000を超えるPVに跳ね上がったのでした。
仕事が終わって流入先を調べてみると、驚いたことにMarletHackの広瀬隆雄氏がTwitterで紹介してくださっていたことがわかりました。
ほとんどの米国株投資家はMarketHackの広瀬隆雄氏をご存じであると思います。私自身も、広瀬氏の『MarletHack流 世界一わかりやすい米国株投資の技法』を、iPadで常に参照できるようにしています。
まず、『ブロガーの鑑』というのは、あまりにも買いかぶりと考えられます。さそれに加え、広瀬氏は個人ブログをあまり見られないと聞いていました。その広瀬氏まだ31記事しかないブロガーの記事を丁寧に読んでいただいたことにについて、深くお礼申し上げます。
バフェット太郎さんへのお願い
バフェット太郎さんの記事
次に、バフェット太郎さんへのお願いがあります。他のブロガーの記事内容を拝借される場合は、引用先の記載をお願いできればと思います。
バフェット太郎さんについては、米国株投資家なら誰もがご存じの超有名ブロガーです。むしろ、米国株投資ブログの開拓者と言っていいかもしれません。
そのバフェット太郎さんの5月12日の記事を見て驚きました。その記事は、【ABBV】アッヴィ、ヒュミラ特許切れも黄金銘柄であり続ける理由 です。広瀬氏が私の記事を紹介して下さった翌日にアップされたのです。そして、バイオシミラーに関する多くの記載が私の記事と重なっていたのでした。
一部抜粋し私の記事と比較します。参考資料なのでななめ読みで大丈夫です。むしろ、読み飛ばして、興味があれば後で読む方がいいかもしれません。
バイオシミラーは先発バイオ薬と同じ薬剤ではないという記載の比較
そもそもジェネリック(後発医薬品)とバイオシミラー(バイオ後続品)の違いは、ジェネリックが先発医薬品と同じ有効成分が使われるのに対して、バイオシミラーは似ている成分が使われるだけだからです。
【ABBV】アッヴィ、ヒュミラ特許切れも黄金銘柄であり続ける理由 (バフェット太郎さん)
通常医薬品の後発品であるジェネリック医薬品は、もともとの先発医薬品を比べた時、完全に同じ有効成分が使われています。
しかし、バイオ薬剤の後発品であるバイオシミラーでは有効成分は全く同じではなく、あくまでも似ている成分となります。だからこそ、似ているという意味のシミラーを使っているのです。
バイオ薬が特許切れに強い理由 その1【特許切れでも2桁増のアッヴィ(ABBV)『ヒュミラ』(弊ブログ)
バイオシミラーが先発バイオ薬と同じであることの技術的困難さ記載の比較
また、同じ効果が期待できるかどうかは、ジェネリックが簡単にわかるのに対して、バイオシミラーは今の技術では難しいこと、
【ABBV】アッヴィ、ヒュミラ特許切れも黄金銘柄であり続ける理由 (バフェット太郎さん)
さらに、通常の医薬品である低分子医薬品の場合、構造が簡単なので全く同じ成分であることを証明する事が出来ます。しかし、バイオ医薬品のように高分子で複雑な構造の薬剤の場合、本当に同じ分子構造であるかどうかを今の技術で確認することは不可能なのです。
バイオ薬が特許切れに強い理由 その1【特許切れでも2桁増のアッヴィ(ABBV)『ヒュミラ』(弊ブログ)
ジェネリックとバイオシミラーの開発費の記載についての比較
そして開発費はジェネックが約100万ドルであるのに対して、バイオシミラーは約1億ドルも必要であること、
【ABBV】アッヴィ、ヒュミラ特許切れも黄金銘柄であり続ける理由 (バフェット太郎さん)
そのために、開発費もバイオシミラーでは100億円の予算が必要となります。他方、ジェネリック医薬品の場合は1つの薬につき1億円程度です。
バイオ薬が特許切れに強い理由 その1【特許切れでも2桁増のアッヴィ(ABBV)『ヒュミラ』】(弊ブログ)
ジェネリックとバイオシミラーの開発期間の記載についての比較
さらに開発期間はジェネリックが約1年であるのに対して、バイオシミラーは約5年かかること、
【ABBV】アッヴィ、ヒュミラ特許切れも黄金銘柄であり続ける理由 (バフェット太郎さん)
その上、開発期間に関しても、バイオシミラーでは5年程度の期間が必要とされます。他方、ジェネリック医薬品では約1年です。
バイオ薬が特許切れに強い理由 その1【特許切れでも2桁増のアッヴィ(ABBV)『ヒュミラ』】(弊ブログ)
バフェット太郎さんのリツィート
バフェット太郎さんのTwitterを見てみると、11日に広瀬氏が紹介して下さったツィートを同じ11日にリツイートされています。
バフェット太郎さんが記事がアップされたのは5月12日とリツイートされた翌日です。おそらく私の記事を参考に翌日12日の記事をアップされたものと思われます。言い回しは異なるものの、バイオシミラーについての内容はほとんど同じでした。
しかし、バイオ薬がバイオシミラー薬よりも優位な理由は他にもあります。5月9日の私の記事で記載していない理由を以下に記載してみます。
ヒュミラが優位であるその他の理由1 医療機関の問題
まず、病院側の事情について、5月12日深夜に バイオ薬が特許切れに強い理由 その2【バイオシミラーを使えない現在の医療】 をアップました。内容は、バイオシミラーは先発バイオ薬とは違う薬剤であるために、論文の集積のないバイオシミラーの使い方について、コンセンサスが出来ていないのです。そのために、医療者側でバイオシミラーをすぐに使用することが難しいのです。
ヒュミラが優位であるその他の理由2 疾患固有の問題
さらに、ヒュミラの適応疾患そのものにも理由があります。
ヒュミラの適応疾患は、リウマチ、潰瘍性大腸炎、クローン病等です。
そのような疾患は急激に悪化することがあります。関節リウマチが急激に悪化した場合には、間質性肺炎となることもあり、重篤になれば肺移植以外に助かる方法がありません。また、クローン病が悪化した場合には、小腸大腸のすべてを切除し、今後栄養は点滴で補充するしかなくなることもあります。
したがって、悪化の兆候を認めるなら、初期段階で沈静化することが大切です。時間的猶予が乏しいために、バイオシミラー効かないなら、ヒュミラを使えばいいという戦略をとることができないのです。
逆にかつてファイザーのブロックバスターであったリピトールについては、高コレステロール血症が適応疾患です。リピトールにて血中コレステロール値を改善することで動脈硬化の進行を緩やかにすることが治療目的です。動脈硬化の進行は20年、30年と緩慢に進行します。ジェネリック後発薬で3ヶ月経過を見て、効果が乏しいなら改めて先発品に戻しても差し支えありません。
適応疾患の性質からも、ヒュミラから後発のバイオシミラーへの普及が困難なのです。
バフェット太郎さんの記事にそのような記載があれば、完全な借用とはいえず、自分で資料を集めて考えた記述と考えることもできます。しかし、5月9日に私の書いた記事内容以上の理由は記載されていませんでした。
他のブロガー記事内容を使う場合には参照先明記を
WSJや日経新聞のような巨大メディアの記事ならば、個人ブロガーが引用を明記しないで参考資料としても、ある程度は許容されるかもしれません。
しかしながら、私自身は同じ米国株ブログ村に所属するブロガーです。しかも、まだ当時31記事でまだ初心者です。ただし、初心者なりに、かなり苦心して1つの記事を作成しています。
そのような同じ米国株ブログ村のブロガーから記事内容を拝借する場合は、せめて引用先を明記するようにお願いできればと思います。
バフェット太郎さんはすでに米国株ブログの先駆者であり、もはやインフルエンサーと言って差し支えないほどの影響力があります。そのように大きな影響力がある立場になられた以上、その分野でのリーダーとして配慮をお願いできればと思います。
追記)後日、『バフェット太郎』さんからメールが届き、善処して頂いた旨を次の『伝言板』記事に記載しました。
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